「虫歯っぽいけど痛くないから放っておこう」 そう思って放置していませんか?
しかし、虫歯を放置すると、想像以上に深刻な事態を招く可能性があります。 今回は、虫歯を放置することで起こりうるリスクと、その治療法について解説します。
虫歯を放置するリスク
虫歯を放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。

- 激しい痛み: 虫歯が進むと神経にまで達し、非常に激しい痛みを感じることがあります。
- 口臭の悪化: 虫歯菌が増殖することで、口臭が強くなる可能性があります。
- 歯を失う: 虫歯が進行すると、感染が広がり抜歯が必要になる場合があります。
- 全身への悪影響: 虫歯菌が血流に乗ることで、心臓病や糖尿病などの全身疾患のリスクが高まる可能性があります。
- 治療費が高くなる: 初期に治療できなかった場合、治療が複雑で大掛かりになり、費用が高くなることがあります。
1本の虫歯が引き起こすダメージの連鎖

虫歯を放置の危険性とは
虫歯を長期間放置すると、歯の内部に感染が進行し、歯の組織が破壊されるため、最終的にはその歯を維持できなくなります。さらに、虫歯が原因で歯根や周囲の骨まで影響を及ぼすと、抜歯が避けられない状況となる可能性が高まります。また、失った歯の隣の歯にも負担がかかり、連鎖的に歯を失うリスクが増加します。
虫歯治療の重要性
虫歯は早期に治療することで、痛みを抑え、進行を防ぐことができます。そのためには歯科医院での定期検診を受け、初期の虫歯を発見することがポイントです。
虫歯の治療には、詰め物や被せ物(クラウン)、場合によっては根管治療など、症状に応じたさまざまな方法があります。
虫歯の治療法
虫歯の進行度によって、治療法は異なります。
- 初期の虫歯:
フッ素塗布で虫歯の進行を抑えます。また乳歯や生えたての永久歯の場合は、シーラントが有効な場合があります。
- 進行した虫歯:
虫歯部分を削り、詰め物や被せ物(クラウン)などで修復します。


- 重度の虫歯:
神経を取り除く根管治療や、場合によっては抜歯が必要になることもあります。

これらの治療法は、虫歯の状態に合わせた適切な対処が求められるため、早期発見が何よりも大切です。
虫歯予防のポイント

虫歯は進行すればするほど治療が複雑になり、歯を失うリスクも高まります。
早期発見と早期治療は、健康な歯を長く保つための第一歩です。 定期的な歯科検診を受け、正しい知識を持つことで、虫歯の発生を予防しましょう。
日常のケアが大切
- 正しい歯磨き:
食後のブラッシングで、歯垢をしっかり落としましょう。

- フロスやうがい:
歯と歯の間の汚れを取り除くため、フロスや抗菌うがい薬を活用してください。
食生活の見直し
- 糖分の摂りすぎに注意:
甘いお菓子やジュースは虫歯の原因となるので、摂取量に気をつけましょう。 - バランスの良い食事:
栄養バランスの取れた食事で免疫力を高め、虫歯の進行を防ぎます。
虫歯の早期発見・早期治療のために

- 定期的な歯科検診:
3ヶ月~半年に一度は歯科検診を受け、虫歯の早期発見に努めましょう。 - 毎日の丁寧な歯磨き:
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシも併用しましょう。
まとめ-虫歯を放っておくと大切な歯を失ってしまいます!
虫歯は初期のうちに治療することで、痛みや大きなトラブルを防ぐことができます。
放置すると、深刻な痛みや歯の抜歯、さらには全身の健康にまで悪影響が及ぶ可能性があります。 失ってしまった歯は、もとには戻りません。そして更にまわりの健康な歯までも失いかねません。
当院では、患者様の歯を残すことを最優先に考えています。
皆様の口腔内の健康を守るため、虫歯や気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。