「歯石取りをしたら、歯に隙間ができてスカスカ。。」
「歯石をとったらすきっ歯になった、歯を削られた?」
そう不安になるお声をいただきました。
ポイントは3つです!
・歯石取りでは歯は削られない
・歯石が隙間を埋めていたのでとったら隙間ができた
・歯石を取らないと、骨が溶けて下がり、歯肉も下がるので隙間が大きくなっていく
順にご説明します。
○歯石取りでは歯は削られない
歯はとても硬いので、歯石取りで使う超音波スケーラーと呼ばれる機器では、歯を削ることはできません。削るためには、ウィーーンと高速で回転する、ドリル(タービン・コントラと呼ばれる)が必要です。
○歯石が隙間を埋めていたのでとったら隙間ができた
もともと骨と歯茎が下がり、隙間ができていた部分に歯石がたまり、それが取れたことで隙間ができることがあります。
○歯石を取らないと、骨が溶けて下がり、歯肉も下がるので隙間が大きくなっていく
歯石をとると隙間ができるのであれば、取らなくてもいいのでは?と思われるかもしれませんが、
歯石は歯周病菌の温床であり、歯茎に炎症を起こし、骨を溶かし、歯茎を下げていきます。
そのまま下がり続けると、いずれ、歯は抜けてしまいます。
そうなる前に、歯石をとり、健康な歯を保ちましょう。