むし歯でもないのになぜしみるの?

◆知覚過敏って歯磨きで治るの?

歯みがきをしているときや、冷たいものを食べたとき、「キーン」という痛みに思わず顔をしかめてしまったことはありませんか?思い当たるあなたは、テレビCMでよく見る知覚過敏かも、と思うかもしれません。でも、それは本当に知覚過敏でしょうか?

◆歯を削って、神経も取って!!

「ちょっと歯がしみるなあ。でも歯医者に行くほどじゃないし。CMでよくやってる知覚過敏かな。じゃあ、専用の歯磨き粉を使って歯を磨けばいいや。」

ちょっと待ってください!!「歯がしみる」これだけでは、その原因はわかりません。一口に「歯がしみる」と言いますが、その原因はさまざま。皆さんにもご経験があるように、むし歯になっていると歯がしみますよね。

もし、むし歯が原因なら、放っておくと、歯をたくさん削り、神経を取らなくてはならないことも。でも、早く治療を始めれば、軽い治療で済みます。

歯がしみる原因はさまざま!!

むし歯以外にも、歯周病、かみ合わせ、歯ぎしりや食いしばり、そして加齢など、歯がしみる原因はたくさん。「歯がしみて痛いなあ」というときの対処法も千差万別です。

■むし歯

本当は歯に虫歯の穴が開いていて、水がしみる場合があります。

■歯周病

歯周病になると歯肉の中に隠れているはずの歯の根元が露出します。歯の根元は温度に敏感なため、歯がしみやすくなります。また、歯周病で歯肉が腫れていてもしみやすくなります。

■咬み合わせ

昔は、「歯の磨き過ぎで歯の根元が磨り減って歯がしみる」と言われていました。今は削れたようにえぐれているのは、ほとんどが咬み合わせが原因でできると言われています。

■歯磨き

以前より少なくなりましたが、毎日の乱暴な歯磨きによって歯肉や歯の根元が削り取られ、歯がしみることがあります。

実は、歯がしみたときに、知覚過敏用の歯磨き粉を使って治るのは、ごく限られた場合だけ。「ちょっと歯がしみるな」というときは、まずは診察を受けて、きちんと原因をはっきりさせ、原因に応じた適切な治療を早期に受けましょう。

しみるということは、歯が教えてくれている危険のサインとも考えられます。これを見逃さず、軽いうちに対処すると、ご自分の歯で美味しく楽しい生活が送ることにつながります。気になる時は是非一度ご相談下さい。

 

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